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January 31, 2008

餃子で考える

今回の餃子における中毒被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げます。

さて、今回の餃子を発端とする問題。残留農薬やその他の薬物に絡む問題はここ数年何度も何度も取り上げられているにも関わらず、一向に無くなるどころか解決もされていません。

もちろん生産をしている中国の向上や農家への対応はきちんとするべきなのですが、こういう問題が起こり続けているにも関わらずビジネス自体を継続させている企業のことに少々首を傾げてしまいます。

低コストで生産しより高い値段で販売し利益をあげられるという仕組みは分かるのですが、問題が起こったあとのリコールをしてもビジネスが続くということはリコールをしても損益を揺らがすまででない…ということなのでしょうか。

さて、今回の冷凍餃子の問題を見て思った事、それは日本の「食依存」と「レトルト依存」についてです。

日本の多くの農産物(米、大豆、小麦を含む)は海外からの輸入であることは周知のことだと思います。この割合をいかにして「国産」に移行していくのか、これからは日本政府だけでなく地域レベルで「国産」「地元の産物」を盛り上げていくことが重要ではないでしょうか。

福岡県飯塚市の山間の村に大きな「地元の農産物」を売る市場があります。
ここは朝から晩まで多くの買い物客で賑わっています。私の父も時間があると車を出してここへ新鮮な野菜を買いにでかけます。

この市場では採りたての野菜を各農家から持ち寄って販売しているのですが、「どこのどなた」が心をこめて作ったのかが分かりますし、実際に頂いてみて非常に美味しい野菜ばかりです。
私が訪れたときは、近所の農家のおばあちゃんが台車に野菜を載せて1人でこの市場まで野菜を運んでおられました。

食が豊富になった日本。豊富になりすぎ、食べることが便利になりすぎて、私達は何かを見失っているのではないか…ということをこの市場に行って感じました。

この市場に行くと不思議と食欲が沸いて、献立を考える思考が刺激されます。
一昔前の日本はこの飯塚の村のように「食の豊かな」国だったはずです。
新鮮な野菜を季節に合わせて手作りで…。

都会で暮らすほど、このシンプルな食スタイルが難しくなってきていませんか?

今回の餃子の問題を報道する海外のメディアを見て私は悲しい気持ちになりました。
取材を受けた家庭で開けてもらった冷凍庫には…隙間無く入れられた「冷凍食品」。

お弁当を作る家庭、共働きで時間のない家庭…いろいろな理由で冷凍食品を使っていらっしゃるのでしょうが、ここまで既製の食が日本の食卓に浸透している…ということに不安を覚えました。

自分の口に入れる物がドコで作られているか、どんな食材を使っているのか分からない…

果たしてこういう「食」で豊に生きていく事ができるのでしょうか。

極端な話、日本の多くの家庭が自分の家庭で餃子を作って食べていたら今回の事件はなかったかもしれません。

今回のことでは、販売業者、委託業者、行政、病院などが問題の矛先としてあげられているようですが、消費する私達が「すでにそこにある食」だけを頼るのではなく「家庭でつくる食」をもっと大切にしようとする動きに変わってくれるといいのに…


ミシュランの星がたくさん並ぶ「食の宝庫」東京。
今回の評価理由がどこにあるのか考えてみると(特に日本料理)、日本の家庭の食はもっと豊になるのかもしれません。
(別に高い食材を使うとか、技術だとかではありません。当たり前ですが職人、シェフが作る食は手作りなんですよね…)

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