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January 18, 2006

考える。


恥ずかしながら、初めてミラノの路面電車に乗った。
メトロと共通チケットで75分間有効なのものだったので、新しく買わずに乗れる。
イタリア通の方はよくご存知でしょうが、イタリア(少なくとも北イタリア)のバスや路面電車には券売機や運賃箱というのは存在しない。
事前にバス停近くのキオスクでチケットを買って乗車しないと、おりた所で「チケットチェック」に遭遇すると痛い目にあう。
ミラノの中心部を走る路面電車、外観はオレンジ色でいかにも「古さ」を感じるのだが、中に入るとなんとも「レトロ」の香りが漂うおしゃれな感じだ。
実は、大学時代を過ごした熊本市にも「レトロ路面電車」が走っているのだが、それを思い出した。ただ、熊本のレトロ路面電車は復元されたものだから、やっぱり新しい感じがする。
それと比べるとミラノの路面電車は「歴史そのもの」を映し出す存在なのだ。
ふと見上げた車内の天井。ランプがまたいい味を醸し出してくれている。車内は床や窓のサッシなどほとんどが木製で、車掌さんがギアを入れるたびに大きく揺れる。そして「ガシャ ガシャ」というギアの音とともに、車体のきしむ音ががまたいい。
運転席をのぞく。するとそこはまるでタイムスリップしたかのような装置がいっぱいだった。製作元はGE。


最近ではミラノの路面電車の一部の区間でも最新型の低床路面電車が走るようになった。
数百年もの歴史を持つ建物の間をくぐりぬける、新しい電車…。「古と新」の融合がイタリアの将来を担っているように思えた。

ー「働き者」さんの提唱ー
彼が一言つぶやいた。
"Italia...vacance & fashion"
近い将来、イタリアは「バカンスとファッション」がキャッチフレーズの国になる…という意味である。
(「マレーシア truly asia」「ミステリアス インド」「太陽の国 クロアチア」などいろいろな観光フレーズがCNNやBBCで流れるようになったことを受けて)

その背景には、物作りが盛んだったイタリアも昨今の中国労働市場の拡大で国内生産が減退し繊維、工業などの分野は目に見えて衰退している。
そのため、これからイタリアが生存していくためには「バカンスの国」「ファッションモードの国」として有効に資本投資を活発化しなくてはいけないという気持ちがそう言わせたのだ。
イタリアには世界中の人々を惹き付ける魅力がある。おいしいワインに食べ物。歴史的遺産。ファッションモードの発信基地。そしてあたたかい人々。
経済を盛り上げる要素は大いにある国。これをどう活かすかはそこで暮らす人々の意欲次第である。
イタリアの政治家は頼りになりそうもないので(どこの国もかな…*1)、あとに期待するのはインフレと戦う勇士達なのだ。

*1:
最近、女性大統領の誕生が増えた。チリも数日前の大統領選挙で初の女性大統領が当選した。
ボリビアでは先住民族の血を引く人物が大統領になり、これまで某A国においしい汁を吸われていた石油産業の国有化を目指している。
これは明らかに人々が政治にたいして「変革」を期待している証拠である。

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Comments on "考える。"

 

Blogger Minako said ... (January 18, 2006) : 

本当、路面電車のランプ素敵!!
古いものを大切にし、子孫に残そうとするヨーロピアンの姿勢、私はいいと思います。
イタリアは魅力満点ですよ、アルプスとローマに行ったことありますが、ローマの古い建物は本当に圧巻。素晴らしい文化都市でした。それにイタリア料理を嫌いなどと言う人間にはいまだかつて出会ったことありませんぞ。イタリアの製造業が衰えても、「ソフト」の面で世界に貢献し続けると思いますよ。

 

Blogger Hotaru said ... (January 19, 2006) : 

なるほど、中国市場は大きさはヨーロッパにも影響を来たしているんですね。
人は安いものに手を出しやすいので、イタリア人の技術力が衰えることも考えられますね。彼らの歴史、伝統は大事ですが古いのもに縛られるばかりでなく、新しいアイディアも必要になるかもしれない、イタリアの魅力をどのように活かすのかこれからの若いイタリア人たちに期待したいと思います!

 

Blogger Bambina said ... (January 19, 2006) : 

minakoさん
ローマって不思議な街だな…と思います。
フェデリコフェリーニの映画、それこそ白黒の世界ですが、当時も今も変わらずにその場所に触れることができる…そんな街があることは街が近代化された日本人からするとうらやましい限りです。
もし機会があればベローナの屋外オペラも足を運ばれてはいかがでしょう?

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hotaruさん
いただいたコメント、イタリアだけでなく日本のことについても同様のことが言えるな…と思いながら拝見しました。
実は今回の帰国で、hotaruさんのおっしゃる「古いものに縛られるばかりでなく、新しいアイデアも必要…」というご意見にピッタリ当てはまる出来事や出会いがありました。
また世界中どこに行っても、必ずだれかが自分たちの「伝統」を語り継ごう、受け継ごうとする姿が少ないながらもあることを嬉しく思います。

 

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