これを 持って 旅に でよう。
| 私には姉妹のように生まれたときから一緒に育った従姉妹がいる。 ただ、私が県外に出てからは顔を合わせることも少なくなったし、 今では帰国したとき、彼女の仕事がoffの時しか会うことができない。 この年始に本当に久しぶりに彼女に会った。 また一段と大人になっていた。年を聞いて「そんなに年月がたったのか…」とまで思ってしまった。 そんな彼女、昔からアートの才能があった。手先が器用でいろいろなものを手作りにしたり、 暇があれば絵を描いたりしていたことを覚えている。 そんな彼女、ここ数年の間にもいろいろなアート活動をしていて、 いろいろなコンテストや展覧会に出品されるようになった。 昨年は彼女のデザインしたポストカードが京都の展覧会で出品され、私の母も 妹にあたる彼女の母親と京都まで足を運んだ。 そして今回、帰国した私は彼女の静かなる情熱を目の当たりにしたのである。 彼女が私に差し出してくれた小さな冊子…。 表紙には美しい透き通るような、それでいて熱い思いにさせてくれる写真が…。 中をめくると、 真っ赤なハイビスカスの写真と琉球朱色の優しい光に目を奪われた。 そう、これらは彼女が撮影したもの…。 写真には詩が添えられている。 彼女の人となり、彼女の後ろ姿を知っているせいだろうか… 写真と詩に彼女の「光と陰」さえもが映し出されているような 気がする。 その後、私は本屋で探した…。でも見つけることが出来なかった。 そんな私の気持ちを察した彼女は そっと「地球ノカケラ」を私に差し出してくれた。 「まだ何冊かあるから、いいよ。」 そして 今、「いいもの」探しを続ける私にとって 一番身近で一番輝いている「いいもの」。 それは彼女の「旅と自然のフォトコンテスト最優秀賞」を受賞した 写真たち。 これを 持って 旅 に でよう …。 地球ノカケラ もっと多くの人に彼女のフォトを見て欲しいと思い、amazon.co.jpで リンクしています。 なお、この本文はBambinaのIn Tutto il Mondoの内容を一部変更して掲載しています。 |







Comments on "これを 持って 旅に でよう。"
post a comment