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August 01, 2006

イランはテヘランのこと。(2)

最近のイスラエル/レバノン問題の前は、イランの核開発疑惑でしたね…。
ちょっと影に隠れておりますが、交渉はまだまだ続いております。何でも8月下旬まで最終決着を持ち込んだとか…。
どちらにせよ今までIAEA(国際原子力機関)の査察はすでに何度も受け入れており、IAEAもその結果、「核兵器の開発はない」と報告しています。

知り合いの米国国務省関係者にちらっと、この話を聞いてみました。
「イランを本当に攻撃しますか?」
「イランは本当に核兵器を持っていると思いますか?」
もちろん返事はニュースで流れる物と同じです。
「核兵器を持っていないという証拠があれば、攻撃はしない。」
「彼らはテロ支援国だ。何でもやりかねない。」
という回答。

もう私は「唖然…」
だって、米国国務省関係者、政治関係、ロビエストを始め中枢を司る人達はイランに行った事がないし、ましてや大使館・領事館なんてとっくの昔にイランから消えています。
ということは…
「じゃ、誰も本当の事を知らないのね?」
と聞き返しました。
すると
「いや、僕らの国では情報諜報員がいるし、そこからの情報は絶対だ。」
それって、CIAのことですか???
国益のためなら嘘も世界に流しちゃうCIAですか???
しまいには、
「IAEAが核開発をすすめさせているから、イランとIAEAはグルなんだ!」
なんて言われてしまった私は、表顔「あらぁ、そうなんですね…。それは問題ですね。」と返したけど、内心「この国の情報は本当に大丈夫なの???この国こそ、何やらどこかで情報操作されていやしないか…」と心配になりました。(もっともイラク攻撃の情報戦がそうだったようですからね…)

もうどっちを信用するかは、あなた次第です。

国際政治に興味をお持ちの方に読んでいただきたいコラムがあります。
田中 宇氏のコラムなんですが、結構イラン関係のことがいろいろ書いてあります。
URL:http://tanakanews.com/g0207iran.htmでは「イラン核問題:繰り返される不正義」という題目で興味深い内容が書かれています。

さて、その核開発疑惑の発端は「イランはテロ支援国だ=核兵器を持とうとしている」という米英の卑屈な考えかもしれませんが、イラン側は電力供給量をUPするための原子力開発をロシアと進めて来ました。(ちなみに、地下鉄はフランスと調査を長年やってきたのに、実際の建設段階になってその「仲」を断ち切り、中国と契約しちゃったんです。確かに、テヘラン滞在中、中国の方を見る機会が多かったです。ホテルの向かい側の部屋はロシア人が泊まっていたし…)
実はですね…、テヘラン滞在中も停電が1日に3〜4回ほどありました。ただこれは滞在していたホテルだけかあるいは、そのエリアだけかもしれません。一応、自家発電機があるので、最小限の電力は送られるのですが、クーラーもテレビも全部ストップします。
そしてたまたま外出から戻った私たちは、電子ロックのホテル部屋の鍵まで明かなくなり、結局30分くらいロビーでボッ〜っとしていました。
テヘラン在住の方のお話では「良くある事よ。」と言われました。
もし、この停電が意図されたものでなく、本当に電力不足によって起こっているのならば、これはテヘランの皆さんにとっても早く解決したい問題のはずです。
なんせ人口1200万人ですからね…。しかも昼間となればテヘラン外からのお仕事やらなんやらで人口移動がありますから、おそらく1500万人くらいまでには膨れ上がるのではないでしょうか。

テヘランはイラン高原のおよそ標高1200m〜1500mの所に位置します。ですので、テヘランで体を鍛えれば、海抜の低い国では「強い人」になれるんです!?
北西部にはアルボルズ山脈があり、この山の斜面は緑豊かな公園もあります。ちなみに冬はスキーをする人々でも賑わいます。
滞在中、この山にある公園(Jamshidieh Park)に行ったのですが、とにかく緑が美しく、傾斜(本当に急な傾斜です)をうまく利用した森のような感じでした。
お休みの日には家族連れやカップルが思い思いの料理を手にして、楽しそうにピクニックを楽しんでいます。
この他にもテヘラン市内にはたくさんの大きな緑とお花が一杯の公園があります。
Mellat Parkも美しくきれいに整備されていました。またこの公園では大変美しい旋律の音楽がスピーカーから流れていて、その素晴らしさに足をとめ、しばらく聞き入ってしまいました。
ここでは皆さん、バトミントン、バレーボール、サッカーなどスポーツもちょこちょこってしていて、これがまた上手いのなんのって…。イランがスポーツ国であることの小さな証明を垣間みたような気がします。
Mellta Parkの横を走る幹線道路も大きな木が道を覆いかぶさっていて、木陰を作ってくれます。そして木々の足下には小さな川のようなクリークが真っ直ぐ走っています。
これはアルボルズ山脈からの水を通しているのだそうです。この幹線道路を南下すると「GANDHI通り」というのがあるのですが、ここはいろいろなお店(ファション関係)やカフェが立ち並んでいます。ZARAもありましたよ。

同じGANDHI通りには素晴らしい音楽をライブで聞けるレストランがあります。
『Ali Ghapoo』(No.55 Gandhi Ave, Tehran)という名前だったと思います。テヘランの多くのレストランは地下にあるため、入り口からだけでは分かりにくいことが多いのですが、道に並ぶ店の入り口をしっかり見ていると、どこがレストランだか分かると思います。

その他にもフレンチを出してくれるレストラン、庶民的なカバブ屋さんにも行きましたが、サービスも良く、お店のスタッフの方々は外国人でペルシャ語が喋れない私達でもとてもやさしくしてくれました。

滞在したホテルは「Taj Mahal」というアパートメントホテルだったのですが、とても清潔で手入れがきれいにされており、キッチン道具もきちんと揃っていました。
そして何よりもお薦めなのが、このホテル内にある同じ名前の「Taj Mahal」インド料理店です。ここのカレー、本当に美味しかったです。辛いものを控えるように言われている私、お店の方にお願いしてできるだけマイルドに…と注文したのですが、これが見事にちょうど良い加減の辛さで出されました。ここのカレー、また食べたいです。

飲み物ですが、コーラや清涼飲料水を飲む機会が多いです。
ちなみにコカコーラはイラン国内で製造される物だけが流通していますし、ペプシもあります。ようは直接的に米国がイラン国内でビジネスをするのがNGであって、表立った人(責任者、CEOなど)がフランス人だったり、イラン人だったり、イタリア人だったりすれば問題がないわけで…。ちなみにコカコーラ、美味しかったですよ。私は機会があるごとにコーラの飲み比べを各国でしているのですが、イランのコカコーラはのどごし、甘さ、炭酸の量ともに私にとっては「花◎」でした。ちなみにスイスのコカコーラは嫌いなので飲みません。

あと、ヨーグルトドリンクもたくさん飲まれます。ヨーグルトに塩気がついた物です。
イランの人にとってヨーグルトは欠かせない「食卓の友」なんですって。

今回は残念なことに3泊4日の短期間の滞在で、初日は夜中の到着、中日は金曜で安息日(ということもあって、公園巡り)、最後の1日は「働き者」さんのお仕事関係に同行していたのでバタバタしていて、行きたかったテヘラン旧市街までは行くことができませんでした。本当はもっとたくさんの歴史遺産を見たかったのですが…。もっとも、観光目的ではなかった今回のテヘラン訪問。次回はもっとゆっくり過ごす事ができるといいなぁと思っています。

最後に、滞在の最終日一緒にいろいろ廻ってくださった女性が興味深い話をしてくれました。
「歴史の長いイラン、これまで都はいろいろな所にあったのだけれど、どこも大地震の影響から逃れることができなかったの。でも、最終的にテヘランが首都として選ばれたのは、人類が残した一番古い歴史書や記録まで遡っても、テヘランにおける地震の被害だとかが無かったからなのよ…」と。
なるほど…、歴史的記録や見解を使って計算された上での首都建設だったんですね。
でも、同時にそれくらい長い年月、地震の影響を受けていないテヘラン…、市民はいつかとてつもなく大きな地震が街を襲うのではないか…と心配しているのだそうです。
イランは確かに地震が多い国です。日本は耐震技術などを友好活用できそうなんですが、まだまだ多くの建物(新しいものでも)、鉄筋(鉄筋と鉄筋の間は3メートルくらい空いている)にブロックが積まれているのがほとんどです。
2003年のバムで起こった大地震は多くの犠牲者を出し、そして歴史上非常に貴重なバム城塞までを破壊してしまいました。
日干しレンガで作られた街は、この地震で壊滅…。今もなおその痛手は大きく残っており、その復興がどの程度まで進んでいるのか…、最近のメディアは取り上げる事すらしていません。
(関連記事:防災システム研究所さんのホームページより:イラン地震:死者4万人、震災孤児6000人以上、災害写真

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