大英博物館。The British Museum.
週末の旅の疲れもとれた11月最後の日。 やっと…訪れました「大英博物館」。 「やっと…」と申しますのも、実は3年前の12月に足を運んだのですが、(12月23日の午後だったかと思います…)クリスマス休館に入ったため、中に入ることができなかったのです。 今回のロンドン滞在は5週間ということもあり、「大英博物館」巡りは後回しにしておりましたが、今晩は「働き者」さんの夕食準備が必要ないこともあり、ゆっくり見学できる最良の日と思い、博物館へ出掛けました。 博物館のweb site; www.thebritishmuseum.ac.uk ロンドンでは多くの博物館、美術館は「入場無料」。 こんな立派な博物館も「タダ」なんて…。 中は自然光がたっぷり入り込むようにグラスシーリングになっています。 現代の博物館/美術館はこうした「グラス」を使ったデザインが多いですね。 ルーブル美術館の「ピラミッド」も自然光がたっぷりエントランスに注ぎ込まれ、古代・中世などの「歴史の旅」から現代へのトリップ/トランザクションを滑らかにしてくれます。 ローマ/ギリシャ時代の展示室での1枚。 少年の像とその陰。 陰だけを見ると、女性のような曲線にも見えます。 今日の博物館は多くの生徒で賑わっていました。 それぞれグループに分かれて、スケッチをしたり、博物館が用意しているお子様用「お勉強シート」に記入したりしています。 大変興味深かったのは、先生(あるいはご父兄の方でしょうか)が、それぞれの展示の前でとても詳しいお話を子供に分かりやすくされていたことや、エッセイ用のテーマを書きやすいように興味を惹く言葉を言われていたことです。 例えば… 1.古代壁画の前で「これは古代シリアのアートで古代エジプトの物とは別の物なのよ…」 と、違いをきちんと説明。 2.古代エジプトと現代における「猫」の存在についての違いを質問し、エッセイのテーマにできるように話をすすめる。 子供達も興味津々で次々に質問をしたり、真剣にデッサンしたりしていました。 一方、とある展示室で日本の修学旅行生(高校)の一行に遭遇しました。 説明は日本語でされていましたが、生徒の半分は興味なさそうにそっぽを向いていました…。 ん〜、興味がある、なしに関わらず、少なくともこうした「外の世界を見る」機会を活かせるようになって頂きたい…と願わずにはいられません。 おまけの1枚。 博物館のお手洗いです。 名付けて「鏡の世界」です。 最後に…。歴史的遺産の物の中には、元々その遺産/アートがあった国に戻した方がいいんじゃないの?と思う物もあるのですが、そんなことを思うのは私だけでしょうか。 |
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