無題。
海外を拠点に暮らし始めて、考えること…。 それは「人を亡くした時に、どうするか」ということである。 「死」を境とした別れは突然やってくる。 昨日、母からのメールで従姉妹の1人が亡くなった…との知らせが届いた。 彼女は私と同じ年頃。まだ誕生日が来ていなかった彼女はたった「29年」 しか生きられなかった…。もしかすると、彼女にとって「生きていく」ことが 重荷だったのかもしれない…。 最後に彼女に会ったのはいつだっただろうか…。 2000年の大晦日明けに逗子の海岸にあるバーで、彼女と一緒に年越しの お酒を飲んだのはまるで昨日のようだ。 いつのことだったか、彼女が福岡へやって来たとき、バックから取り出した 一眼レフのカメラを自転車のバスケットに乗っていた「子犬」に向け、 楽しそうにシャッターを切っていた彼女の姿が目に浮かぶ。 彼女の葬儀は明日。 日本で暮らしていないことの「辛さ」はここにある…。「別れの挨拶」に 即座に動けないことである。 果たしてこれが最善の選択なのかは分からない… 予期せぬ事態、急な変化にどう対応するか…これは海外生活組にとって常に 最重要課題ではないだろうか…。 次回の帰国時には彼女のお墓参りをしよう…と決め、彼女の冥福を祈るばかりである。 |
Comments on "無題。"
何か異変が起こったとき、すぐに飛んでいけないことは本当に辛いですよね。
Bambinaさん、このたびはご愁傷様です。若い命が散ってしまうのは本当に心が痛いです。
minakoさん、kiraさん
今回はいろいろな想いがあって、この知らせを聞いた後、あまり動く気持ちになれませんでした。
ですが、生きている自分が彼女の分まで人生を生きようと思うことで、少しでも前にすすみたい…そう思っています。
コメントありがとうございました。